やぁやぁどうもどうも休職中ということもあり時間があるため「脳梗塞」について調べてみようと思い立ったねぶたですどうもこんばんわ。
さて、今を去ること5か月ほど前、脳梗塞を発症したわけなんですけども、その時のことを振り返ってみたいと思います。
- 夜、今までに感じたことのない違和感を感じた
- 強烈な眠気
- 風呂のヘリを跨げなかった
この晩に感じたことは上記三つ。これらが脳梗塞と関係するのかを検証したいと思います。
◆違和感
まず、一つ目。この違和感というもの。言葉では表現しにくいので「違和感」と表現したんですが、具体的に言葉にしていくと…
- 周りが静かになったというか、音が聞こえにくくなった
- テレビの音などがボヤけて聞こえる
- 周囲からの刺激に現実味がなくなった
こんなところでしょうか。一緒に誰かがいれば異変に気付いたかも知れませんが、ビジネスホテルの一室。誰もそばにいない環境では…と今でも思います。
ところが、俺が感じていたこの違和感は「脳梗塞の前兆」で検索しても音が聞こえにくくなるなどの症状は出てきません。不思議です。
◆眠気
この眠気に関しては、脳梗塞の前兆として検索すれば出てきます。なんでも一過性脳虚血発作というものがあって、その症状の一つとして出てきます。俺の場合は、脳出血ではなかったので「頭痛」という症状はありませんでしたが、眠気は確実にありました。しかし、時間的にも眠くなるであろう時間であったので、それが異変であると気付くことはできませんでした。
◆風呂のヘリを跨げなかった
これはもう医者からも言われました。脳の言語野のそばに運動野という場所があり、そこも一緒に障害を受けそうだったからだろうと。つまり、この時の発作では言語野の他に足の運動であるとか、そのあたりもやられていた可能性があるということだと思います。
幸い、一過性で運動野まで障害を受ける前に回復をしたということのようですが、高次脳機能障害は残ってしまいました。これが厄介で見た目が健常者と何も変わらないため、他人が見たときに異常があるとは思ってもらえない。説明をしてもイマイチ解ってもらえない部分です。
◆高次脳機能障害とは
高次脳機能障害とは、脳卒中(脳梗塞・脳出血・くも膜下出血)や外傷性脳損傷、低酸素脳症、脳腫瘍、脳炎などが原因で起きる症状の一つ。原因として最も多いのが脳卒中によるもので、俺の場合は脳梗塞が原因で発症しているというわけです。
主な症状は下記
- 注意障害:そわそわと周囲が気になる。火を消し忘れる。気が散りやすい。
- 社会的行動障害:怒りっぽい。やる気がなくなる。キレやすい。
- 記憶障害:思い出せない。記憶できない。など
- 失語症:うまく話せない。思った言葉が出ない。
- 遂行機能障害:計画的にこなせない。優先順位がつけられない。段取りが悪い。
- 左半側空間無視:視野の左側に注意が向きにくく、左側のものを見落とす。
といったような症状があります。この中で俺が自覚しているのは、注意障害、社会的行動障害、記憶障害、失語症です。この症状は、ムラッ気があり必ず症状が出るかというとそうでもなく、特に失語症はうまくベラベラと喋れるときもあれば、特に仕事の話など気を遣う場面では言葉が出ないことや、調子よく話せていたと思ったら、ある時から急に言葉の続きを見失ってしまい何も喋れなくなるなんてこともあります。
◆リハビリは
じゃあ、この症状からどのように立ち直ったらいいのか。その道筋を示してほしいところなんですが、今のところその道筋を示してくれた医者はいません。なので、とにかく日々の生活をリハビリの一環だと思ってやっていくしかないと思って生きています。
そして、自分の症状を周囲の人に説明し、理解してもらう。うまく理解して貰えないことの方が多いです。
たとえば記憶障害について説明すると一番よくある反応は「ああ、あるある俺もあるよ。すぐ忘れちゃうんだろ?大丈夫!誰でもそうだから!」という反応。相手は安心させようとして言ってくれているのはよく解るんですが、こっちからしてみると「そういうことじゃないんだよ。解ってよ。お願いだから」という気持ちになる。
だから「なかなか理解をして貰えないという事実」を理解してくれる相手に出会えたときは凄く嬉しい。涙が出るほど嬉しいんですよね。
多くの人に同じような説明を何度も何度もしていると正直「もう面倒くさい。理解して貰えなくてもいい」と思ってしまいます。が、それでは周りも自分も不幸になるだけです。だから、解って貰えるように事ある毎に説明する。そうしているうちにそれがリハビリになって、症状が改善してくるんじゃないかと期待しています。
以上、同じような悩みを抱えている方、周囲に同じような症状の方がいる方の参考になればうれしいです。